BE-Bridge(ビー・ブリッジ)形式ファイルについて
BE-Bridgeとは「C−CADEC(設計製造情報化評議会)」が主体となり開発が進められたデータ形式です。
空調衛生設備分野の配管やダクトといった設備部材の属性情報を、異なるCADシステム間でも効果的にデータ活用を図ることを目的として開発が進められました。
従来からのデータ互換方法
ダクト設備の場合、CADで図面データのやり取りを行う場合によく使われるのは「DXF」という形式のデータです。
これはほとんどのCADがこのデータ形式を扱うことが出来るために広く利用されています。
通常では違う種類のCADだと、データ仕様の関係でお互いに図面データを表示させることは出来ないのですが、
このDXF形式を使用することによって、相手側のCADが書いた内容をこちら側のCADでも開いて見ることが出来ます。


ただ「DXF」形式だと伝えられる属性はごく限られているので、ダクトにサイズ情報が入っていても
それはサイズを持った「ダクト」としては伝えることは出来ません。
ただの描画データになってしまいます。
このため図面を受け取った側は、またダクトを1本1本起こしていくことになります。
BE-Bridge形式を使用する。
BE-Bridge」形式を使用した場合にはダクトなどの設備情報が保持されているので、サイズデータも消えることなく相手に渡すことが可能になってきます。(ただし、作図方法、各CADの仕様により付与されてこない情報もあります。)
これにより、こちら側の設備CADでもダクトの高さや断面情報を確認出来るようになってきます。
POWERSPのデータ活用に加え BE−Bridgeデータも活用
POWERSPは設備CADですので、自身で書いたダクト施工図はそのまま設備データとして利用できます。
またBE-Bridgeデータを使用することにより、他社の設備CADで書かれた図面でも「POWERSP」で効果的に活用することが出来るようになります。

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